顎変形症治療とは

歯列矯正

私が矯正治療を始めようと思ったきっかけは、
顎変形症治療」なら歯列矯正が保険適用になることを知ったからです。

保険適用で50〜60万円程度で矯正治療ができるのなら、やってみたい!!!と思いました。

しかし、歯列矯正だけではなく大掛かりな
骨切り手術が必要なので、治療自体はかなり大変そうです。

それでも普通の矯正よりも少しは安くできるのならばと思い、治療に踏み切りました。

顎変形症について解説します。

顎変形症とは

顎変形症はあごの骨の形・大きさの異常や位置、バランスの崩れが原因で起こります。あごのバランスが崩れているので、見た目の問題だけでなくかみ合わせが悪く、上手くかめなかったり話しづらかったり機能異常が生じることもあります。上下のあごの不調和が大きいほど通常の矯正治療だけでかみ合わせを治すことが難しく、手術(外科的矯正治療)を併用することであごの位置やかみ合わせを正しい場所へ移動します。

外科的矯正治療は骨の成長が終わっているおおよそ15歳以上から開始することができます。

顎変形症の種類

  • 下顎前突症

上顎骨に対して下顎骨が著しく前方に突き出ている状態

  • 非対称・骨偏位

あごが曲がっていて非対称な状態

  • 開咬症

奥歯だけがかんでいて、前歯がかんでいない状態

  • 上顎前突症

頭部に対して上顎骨が著しく前方に突き出ている状態

私が顎変形症について調べていたときに

「顎変形症と診断されるには」といった検索ワードをよく見かけました。

診断されるには上述の症状が見られるうえ、
骨格に問題があるなど通常の矯正のみでは治療が難しいことが条件になるかと思います。

私は自覚症状として下顎前突症開咬症がありましたので、
自分はかなりの確率で顎変形症になるのではないかと感じていました。

顎変形症治療の流れ

初診・カウンセリング

精密検査

治療方針の説明

手術概要の説明

術前矯正治療 約1年〜2年

外科的矯正治療(手術)入院2〜3週間

術後矯正治療 約1年

プレート除去手術 入院3日

保定・経過観察 約2年

保定も含めると4〜5年以上かかるとても長い治療です。
私は34歳というかなり遅めのスタートとなってしまいましたが、
長い治療期間を思うと1日でも若いうちに始めたいですよね!

顎変形症の治療費について

外科的矯正治療を併用しなければならない顎変形症の矯正治療は、
すべての処置において健康保険が適用されます。(入院時の差額ベッド代等を除く)

自由診療の矯正治療のようにまとまった金額を支払う必要はなく、
歯科で処置をする度に数千円〜数万円程度の治療費を支払います。
治療期間や入院期間により異なりますが、
保険負担割合が3割の場合の治療費はおおよそで50〜60万ほどです。

顎変形症における保険治療は、国が認めた
歯科矯正診断・顎口腔機能診断施設でのみ治療を行えます。

自分や家族が顎変形症かもしれないと思ったときは、
歯科矯正診断・顎口腔機能診断施設を探すと話が早いと思います。

私も初めてのカウンセリングに選んだのは、
自宅から一番近い顎口腔機能診断施設である矯正歯科でした。

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